2009年06月10日
宇宙飛行士・若田光一のお母さん
若田光一さんのお母さんに聞き取り―
以下、朝日新聞記事
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我慢教えた「給料日のやりとり」
光一(45)は63年、当時の埼玉県大宮市で生まれました。
弟の瑞穂(みずほ)(43)がいて、2人兄弟で育ちました。
九州大学に入って家を離れましたが、
浦和高校まではずっと親のもとにいて、手のかからない子でしたね。
私はいま76歳ですが、光一が20歳になるまでは
しっかり育てなければと思っていました。
裕福な家ではありませんでした。光一は小学校のときに、
「貧衆(びんしゅう)」ということばを発明したくらいでした。
いまでもときどき思い出すのは給料日の光景です。
98年に63歳で亡くなった父親の暢茂(のぶたか)は
当時の建設省に勤める公務員でした。
朝早く職場に行き、仕事や飲み会などで帰ってくるのは夜遅く。
でも、給料日にはきちっと早く帰ってくるんです。
その日は、父親が「ただいま」と玄関に帰ってくると、
兄弟ふたりが食卓に飛んで来ます。
おかずが1品多いことを知っているんですよ。
1品と言っても、ハムエッグとか、オムレツとか、たいしたものではないんです。
ご飯が混ぜご飯になったり、そんなものでしたけど。
給料は多いときも少ないときもありました。
少ないときは父親が「お母さん、今月はこれでなんとかやり繰りしてくれ」と。
私は給料袋を押しいただいて、「ありがとうございます」と、
汗水たらして働いたお父さんに感謝します。
もちろん、多いときもあります。
「お母さん、今月はちょっと余裕があるから、自分の服でも買ってくれ」
「私の洋服はいいから、お父さん、あなたのコートでも買いなさいよ」
「じゃ、ちょっと無理して、光一の自転車でも買ってやるか」
光一は小学2年生まで、幼稚園のときに買った
小さな自転車で我慢していたんです。
あのとき、光一が跳び上がった姿は、いまでも目に浮かびます。
給料日のやりとりは、ひとつの教育だったと思います。
お金のありがたみや、人に感謝する心、働く尊さ、思いやり、
我慢を光一に教えたと思うんですよ。
子どもは、日々の暮らしのなかから、いろんなことを学びます。
まず、親がしっかり、きっちりと、まっとうに暮らす。
それにつきると思います。
(敬称略、聞き手・石川雅彦)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供と接するすべての時間が教育。
仕事に疲れ、家事に疲れて日々子供の家庭教育に目が行き届かない。
またひとつ勉強になりました。
いつもありがとうございます。
有限会社 山村塗装店
豊橋市曙町若松33-5
電話0532-48-0779
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我慢教えた「給料日のやりとり」
光一(45)は63年、当時の埼玉県大宮市で生まれました。
弟の瑞穂(みずほ)(43)がいて、2人兄弟で育ちました。
九州大学に入って家を離れましたが、
浦和高校まではずっと親のもとにいて、手のかからない子でしたね。
私はいま76歳ですが、光一が20歳になるまでは
しっかり育てなければと思っていました。
裕福な家ではありませんでした。光一は小学校のときに、
「貧衆(びんしゅう)」ということばを発明したくらいでした。
いまでもときどき思い出すのは給料日の光景です。
98年に63歳で亡くなった父親の暢茂(のぶたか)は
当時の建設省に勤める公務員でした。
朝早く職場に行き、仕事や飲み会などで帰ってくるのは夜遅く。
でも、給料日にはきちっと早く帰ってくるんです。
その日は、父親が「ただいま」と玄関に帰ってくると、
兄弟ふたりが食卓に飛んで来ます。
おかずが1品多いことを知っているんですよ。
1品と言っても、ハムエッグとか、オムレツとか、たいしたものではないんです。
ご飯が混ぜご飯になったり、そんなものでしたけど。
給料は多いときも少ないときもありました。
少ないときは父親が「お母さん、今月はこれでなんとかやり繰りしてくれ」と。
私は給料袋を押しいただいて、「ありがとうございます」と、
汗水たらして働いたお父さんに感謝します。
もちろん、多いときもあります。
「お母さん、今月はちょっと余裕があるから、自分の服でも買ってくれ」
「私の洋服はいいから、お父さん、あなたのコートでも買いなさいよ」
「じゃ、ちょっと無理して、光一の自転車でも買ってやるか」
光一は小学2年生まで、幼稚園のときに買った
小さな自転車で我慢していたんです。
あのとき、光一が跳び上がった姿は、いまでも目に浮かびます。
給料日のやりとりは、ひとつの教育だったと思います。
お金のありがたみや、人に感謝する心、働く尊さ、思いやり、
我慢を光一に教えたと思うんですよ。
子どもは、日々の暮らしのなかから、いろんなことを学びます。
まず、親がしっかり、きっちりと、まっとうに暮らす。
それにつきると思います。
(敬称略、聞き手・石川雅彦)
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子供と接するすべての時間が教育。
仕事に疲れ、家事に疲れて日々子供の家庭教育に目が行き届かない。
またひとつ勉強になりました。
いつもありがとうございます。
有限会社 山村塗装店
豊橋市曙町若松33-5
電話0532-48-0779
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Posted by 有限会社 山村塗装店 at 18:02│Comments(2)
│未分類
この記事へのコメント
私の子供の頃は父から母に給料袋を手渡していましたね。
今は銀行振り込みだから旦那様可哀相です。奥様も当然と思うし、子供なんて給料袋なんて目にする事ないのですから。
だから父親に感謝すら忘れているのですよね。母親が強くなるのも無理ないですよね。
我が家もそうかな?
今は銀行振り込みだから旦那様可哀相です。奥様も当然と思うし、子供なんて給料袋なんて目にする事ないのですから。
だから父親に感謝すら忘れているのですよね。母親が強くなるのも無理ないですよね。
我が家もそうかな?
Posted by ひまわり514 at 2009年06月10日 18:56
本当にそうですね。
うちは自営業で給料計算は妻が担当。
私は給料袋も現金も明細も見た事がありません。
子供は給料日がいつなのかも知りません。
この仕組みを変えないといけないね。
みなさん、子供の教育のために一工夫考えましょう。
うちは自営業で給料計算は妻が担当。
私は給料袋も現金も明細も見た事がありません。
子供は給料日がいつなのかも知りません。
この仕組みを変えないといけないね。
みなさん、子供の教育のために一工夫考えましょう。
Posted by 有限会社 山村塗装店
at 2009年06月11日 08:14
