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県市民オンブズ連絡会議がランキングを発表

以下朝日新聞

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県・３５市情報公開度
2009年07月31日

●首長交際費が後退


　県と県内３５市の０８年度の情報公開度ランキングを、県市民オンブズ連絡会議が３０日、発表した。調査は７年ぶり。連絡会議によると、首長交際費の個人名を一切非公開にするなど公開度が後退した市があり、今後、改善を促していくという。
　ランキングは、（１）首長・教育長の交際費の相手方の情報（２）Ａ４コピー用紙の予定価格情報（３）公開請求が可能な人（４）閲覧手数料について、連絡会議が情報公開請求やアンケートで調べ、独自の採点基準に基づき点数化した。
　１位は７年前と同じ小牧市と稲沢市。同じく連続で、最下位だった豊田市は、前回は請求権者が、「何人も」となっていなかったことが主因だったが、改善されていなかった。さらに交際費については、「一部の個人名のみ非公開」から「個人名は一切非公開」へと後退した。
　知立市、大府市、蒲郡市も「個人名は一切非公開」に後退したほか、碧南市、豊川市、知多市、新城市は７年前の、「非個人は全面公開、病気見舞いの場合の個人名のみ非公開」から「個人名の一部の公開」という運用に変わっていた。
　尾張旭市は、市長交際費で「個人名も全面公開」で最高点を取ったものの、前回と違って閲覧手数料（１件あたり２００円）を取るようになったため、ランキング自体を失格となった。
　県庁で会見した名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は「個人情報保護法への過剰反応で、原則は公開すべきものだ。公開度が好転したと判断してランキングをいったんやめたが、今後も行政への監視を続けていく」と話した。また尾張旭市の事例については、「余計な仕事だから金さえ払えば公開してやる、というのは制度の本質を理解していない」と批判した。
　同連絡会議は県と各市に結果を送り、改善を求める方針。



■県内の情報公開度ランキング■


順位　自治体名（県以外は市）
１　　小牧、稲沢
３　　県、一宮、西尾、東海、豊　　　明、北名古屋
９　　岡崎、安城、岩倉
１２　　名古屋、瀬戸、清須
１５　　豊橋、江南、高浜、愛西
１９　　半田、津島、刈谷、田原
２３　　弥富
２４　　豊川、碧南、蒲郡、常滑　　　　新城、知多、日進
３１　　春日井、大府、知立
３４　　犬山
３５　　豊田
失格　尾張旭

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※公式ＨＰ更新しました。


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